台湾と日本での調査結果から次の結論が得られた。中小製造企業の業績は市場環境に影響されやすい。一方、中小製造企業が展開した様々な試みの内容によって、業績が向上する可能性はある。しかし、中小製造企業の努力は市場環境を直接変えられるほどの影響力を持たないと思われる。従って、業績を改善したい中小製造企業にとって、他の中小企業の動きや市場のトレンドと同調し競合他社と類似するマーケティング行動をとるのではなく、むしろ、独自性のある製品や技術を開発しながら、他の中小企業とパートナーシップを組み、互いの力を足し合って、業界全体の環境改善をしたほうが効果的なのかもしれない。
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