本研究の目的は,ビジネス・プロセス・マネジメント(BPM)導入の資金や人材が不足する中小企業が容易にBPMが導入できるように,当研究グループが開発したBPMモデルを企業に試行するところにある。モデル開発では,親プロセスを構築し,親プロセスで見付かったボトルネックをドリルダウンして子プロセスを作り,管理するドリルダウン・アプローチが考案できた。 具体的には,プロットタイプITツールを製造ラインの作業者に提供してITツールの諸問題を確認し,改良したプロセス構築モデルを作り上げた。さらに,管理方法論の研究として従来の原価管理技法の制約と問題が解消できる原価管理モデルを考案することができた。
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