研究課題
基盤研究(C)
明治初期から昭和初期に日本各地に設置され、その当初の目的が芝居(演劇)上演のための劇場と定義される「芝居小屋」について、社会的運用可能な文化資源としての可能性を検討したものである。現在各地に約20館が確認されているが、そのうち地域活性化の重要な資源として利用されている八千代座(熊本県)、内子座(愛媛県)等の事例調査の結果、当該地域の地場産業の展開プロセスと芝居小屋の地域資源化は連動しており、またそれらを進めるために地域内に留まらず地域外の諸主体の参加が重要であることが示された。
地域社会学