研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、中国農村の急速な都市化・工業化そして農村住民の高齢化に伴って、農民の老後の生活保障に関わる「新農保」制度の導入状況について実証的に調査し、農村の「養老」問題解決の糸口を見出すことである。本研究では質的調査法を用いて個別農家訪問を行い、詳細かつ具体的な情報収集を行った。調査地は経済発展段階の異なる湖北省および広東省である。調査の結果、「必要な生活保障は土地の価値によって異なる(経済発展の段階差、地理的、民族的、文化的相違などが関係)」という考察に至った。
社会学