本研究により青森県が特に人口減少対策として力を入れているのが、「交流人口:海外からの観光客などの呼び込み」が中心であることがわかった。また地元の産業については徐々に「循環人口:技能実習生や介護福祉士」が増加していることも判明した。これに対し、多文化共生がすすんでおり「共生人口:永住者および帰化者」の割合が高くなっている地域があることも明らかになった。ただしそれぞれ独立した対策となっているため、人口減少対策としての外国籍住民の導入に関しては「交流」→「循環」→「共生」の流れを作る必要性が指摘される。このモデルを中心として各産業および具体的な事例を分析することで、現状と課題がより明確になった。
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