研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、現代韓国社会での尊厳死と老人療養病院に関する施策や実態の調査をつうじて、死と死にゆく過程をめぐる医療化と脱医療化の関係性やその特徴を明らかにすることである。資料調査とヒアリング調査を行った結果、尊厳死関連の法律の成立によって、医療化には一定の歯止めがかかったが、終末期の完全な脱医療化は回避されようとしていること、老人療養病院のホスピスケアでは医療化傾向の促進はみられず、今後の動向から再確認する必要があること、などが明らかになった。
社会学