研究課題
基盤研究(C)
研究の成果としては以下の2つが挙げられる。第1にHTLV-1感染症当事者が抱える困難について明らかになった。それは、“病そのものと当事者に対する周囲の無知”、“孤独感”、“母乳育児を最善とする育児規範との衝突”である。第2に、当事者はこうした苦境を切り抜けるために当事者団体を結成し、当事者内外の連帯を獲得するための戦略を用いて運動していることが明らかとなった。こうしたことをインタビュー調査によって明らかにし、学会報告や論文発表等で公にした。
医療社会学