本研究では、2013(平成25)年度にモデル事業が開始され、2015(平成27)年度から全国実施された、新たな生活困窮者支援策の政策枠組みや実践効果を検証するとともに、既存の生活保護やホームレス対策等を含めた生活困窮者支援体系の今後のあり方について検討を行った。 本研究の特色と意義は、支援実践の効果や政策体系の課題を明らかにするために、支援現場や個別ケースにもとづいて、踏み込んだ実証レベルの分析結果と知見を提示した点にある。 本研究において調査や情報収集を行った主なフィールドは、全国の生活困窮者支援事業の実施機関、ホームレス支援団体、福祉事務所、地方自治体および厚生労働省の関連部署である。
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