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2015 年度 実施状況報告書

高齢期のストレス対処力SOCの特徴と機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26380748
研究機関岡山県立大学

研究代表者

坂野 純子  岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (70321677)

研究分担者 山崎 喜比古  日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (10174666)
澤田 陽一  岡山県立大学, 保健福祉学部, 助教 (50584265)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードSense of Coherence / 若年者 / 自律神経活動 / 心拍変動 / 急性ストレス実験
研究実績の概要

本研究では、SOCの急性ストレス時における自律神経活動に及ぼす効果、およびその効果と認知機能との関連を明らかにすることを目的とした。
若年者を対象に日本語版SOC尺度13項目版に回答してもらい、SOC得点の平均値未満を低群、平均値以上を高群とし、各群から無作為抽出をした。急性ストレス実験としてTrier Social Stress Testを参考に順応期、スピーチ課題期(準備課題、発話課題)、暗算課題期(外的提示型暗算課題、内的生成型暗算課題)、回復期の4期間を設定した。各期間、各課題中の自律神経指標(平均心拍数HR、心拍変動(標準化HF、LF/HF比)、精神性発汗SCR)を測定し、各期、各課題終了後、心理指標(日本語版PANAS:ネガティブ感情)に回答させた。また4種の認知機能検査(Stroop color-word検査、Trail Making検査、言語流暢性検査、WAIS-III:語音整列)を実施し、その課題成績と各期、各群のストレス反応との関連を検討した。解析方法はSOC群(2)×期間(4)の二元配置分散分析を行い、下位検定として単純主効果検定およびBonferroni補正による多重比較を実施し、認知機能との関連の検討にはステップワイズ法による重回帰分析を用いた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

計画通り進んでいる

今後の研究の推進方策

今後は、高齢者を対象に同様の実験を行い、その特徴を明らかにする。
調査研究では、項目反応理論を用いて、高齢者が回答しやすいSOC項目を選定し、短縮版を開発する。

次年度使用額が生じた理由

若年のをボランティアで確保できたため。

次年度使用額の使用計画

高齢者の被験者用に回す

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Development and psychometric testing of the Japanese Version of the 13-item Sense of Coherence Scale-Revised (SOC13-RJ) among Japanese Community-Dwelling Elderly.2015

    • 著者名/発表者名
      Junko Sakano, Yuki Yajima, Yoshihiko Yamazaki, Asuka Seki, Kaori Ono, Naoki Hayashi
    • 学会等名
      22nd International Society for Quality Life of Research Annual Conference
    • 発表場所
      Fairmont Hotel Vancouver
    • 年月日
      2015-10-21 – 2015-10-24
    • 国際学会

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公開日: 2017-01-06  

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