平成26年度は予備調査を実施。これは虐待リスクのある保護者でそれまでに本人や子どもの主訴で家族療法をおこなった8人の追跡調査をした(予定では4人)。これは、自分史生成の実施前と実施後に変化や効果があったかについて半構造化面接を実施。 平成27・28年度では本調査を実施。それまで家族療法を実施していない10人(女性8、男性2)に対して4T法を実施し、その手順で十分な援助ができているかを確認した。また追跡調査として1回の面接を実施。結果として、10人とも児童虐待に関係すると思われる自分史を生成できて追跡調査も実施。実施前から実施後にすべての尺度で好転しており、親子関係は良好で虐待リスクは低減した。
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