日本におけるソーシャルワークのコンサルテーション研究では、従来は専門職間における「助言」「指導」という理解が中心であったが、実際はボランティアや地域住民との間でも行われていること、また、会議場面では「助言」「指導」といったスキル以外にも、多様なスキルが活用されており、今回の研究では31のスキルを抽出することができた。 また、コンサルテーションを組織で効果的に実施するうえでは、組織内部で行われるコンサルテーション(内部コンサルテーション)と組織外部との間で行われるコンサルテーション(外部コンサルテーション)を連動・循環させていくことが要となることが明らかになった。
|