認知症予防の方法を学ぶプログラムを終了し、自主的な活動に移行したグループが、活動を継続する要因を特定することが本研究の目的である。2014-2016年度に、5年以上活動を継続するグループ・5年未満で活動を中断したグループ・プログラムを運営したファシリテータに対し聞き取り調査を実施した。 継続要因は、プログラムで学んだ方法にこだわらず楽しいと感じられる活動を行うことだった。中断要因は、代表がプログラムで学んだことを指向し他のメンバーの指向と齟齬が生じることだった。参加者がプログラムのときから集まることを楽しみにしていると自主活動移行後も活動が続く可能性が高かった。
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