研究課題/領域番号 |
26380803
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研究機関 | 京都ノートルダム女子大学 |
研究代表者 |
佐藤 純 京都ノートルダム女子大学, 生活福祉文化学部, 准教授 (90445966)
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研究分担者 |
三品 桂子 花園大学, 社会福祉学部, 教授 (50340469)
伊藤 千尋 淑徳大学, 総合福祉学部, 講師 (50458410)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 家族支援 / 精神障害者 / 訪問支援 / Meriden Family Programme |
研究実績の概要 |
2014年度から2016年度の3年間で、日本版精神障害者訪問家族支援研修プログラムの開発を行うことを本研究の目的として最終年度を含め次のことを行った。 1)Family Work基礎ワークショップ研修修了者の研修効果測定=2015年度英国開催のワークショップに派遣された5名の対象者に対しインタビュー調査を行い、それを質的分析を行い2016年度に報告書にまとめた。2)Family Work基礎ワークショップ研修修了者の家族支援の評価=2015年より試行を開始した英国開催のワークショップに派遣された3名の対象者に対し各2回(実施1ヵ月後、一通りのセッション終了後)経時的にインタビュー調査を行い、質的分析を行い2016年度に報告書にまとめた。さらに、2015年より試行を開始したFamily Workの一通りのセッションの支援を受けた本人2名・家族3名に対しインタビュー調査を行い、質的分析を行い2016年度に報告書にまとめた。3)Family Workマニュアル・研修用DVDの翻訳作成=2016年度、Family Workマニュアルの翻訳、研修用DVDの翻訳・字幕作成を行い完成した。4)日本版精神障害者訪問家族支援プログラム案の作成=Family Workトレーナーズ研修修了者10名とともに、日本版精神障害者訪問家族支援研修プログラム案を作成した。またこれらの成果を書籍(部分担当)1本、論文1本、学会発表2本を研究成果として報告した。 なお、日本版精神障害者訪問家族支援研修プログラムの研修効果測定の調査については、実施主体の公益社団法人全国精神保健福祉会連合会の事情により、日本での研修が実施されなかったため実施できなかった。なお、公益社団法人全国精神保健福祉会連合会はこの訪問家族支援に関する研修事業をとりやめることとしており、当初計画の研修実施が当面不可能な状況となっている。
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