HIV感染症が慢性疾患となり、生活課題はこれまで以上に増えている。拠点病院に所属する医療ソーシャルワーカーらの支援経験を経験の少ないソーシャルワーカーらが共有できるよう、ガイドライン作成を目的とした。 主にKJ法を用いての医療ソーシャルワーカーの業務の洗い出しとデータ分類、その作業での語りの質的分析を行った。その結果、非常に多様な業務をソーシャルワーカーが行っており、偏見や差別に対する配慮がしっかりとなされていること、自己決定を支える支援が実践されていることが明らかになった。これらのプロセスを踏まえて、ガイドラインを作成し、全国の拠点病院に配布した。
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