研究課題
基盤研究(C)
回復期リハビリテーション病棟で3ヵ月以上言語聴覚療法を受けた後に在宅復帰した失語症者において、退院後の実用的コミュニケーション能力に関わる言語的活動の拡大に影響する要因を検討した。退院時と退院後に実施した評価を分析した結果、言語的活動の拡大には、言語機能以外に、コミュニケーション自己効力感に基づく家族の言語的関わり、失語症者自身の代償的手段の使用、言語的行動性などの要因が影響することが示唆された。退院後のコミュニケーション力への支援として言語的環境を整えることが有効となることが示された。
社会科学