研究課題
基盤研究(C)
大阪で行われている生活困窮者レスキュー事業の経済的支援を受けた中高年生活困窮者を対象に特徴分析を行った。生活困窮の原因としては、病気、失業が多く、さらに失業の原因としては、疾病、倒産、雇止め、介護が主であった。中高年生活困窮者の特徴としては、男性が多いものの女性も4割を占めていた。女性の約半数は配偶者との離死別者であった。年齢が高いほど、男性では非正規就労、女性では就労困難の割合が高かった。生活保護受給者においても精神を患うもので、生活困窮に陥るものが多く、支援体制構築の難しさが示唆された。
地域保健福祉