保育士のキャリア形成における専門性の高度化とインクルーシブ教育・保育の潮流における人材確保のために、医学及び介護の知識と技術を修得した「仮称」特別支援保育士(医療保育士を含む)の養成体系の構築と実践が研究目的である。介護福祉士の高度化養成モデルとリンクし、フィンランドのラヒホイタヤの資格・養成モデルを参考に、平成28(2016)年より、兵庫大学生涯福祉学部こども福祉学科に特別支援保育士の課程を設け、養成を開始した。これは、4年制大学の保育士養成課程における特別支援保育のできる養成課程の構築とその実践のモデル化である。さらに、フィンランドのような大学院修士課程における高度化が今後の課題である。
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