• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 実施状況報告書

知的障害のある人の語るライフストーリーと障害の自己認識の関連性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26380825
研究機関青山学院女子短期大学

研究代表者

杉田 穏子  青山学院女子短期大学, 子ども学科, 教授 (50270012)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード知的障害 / ライフストーリー / 障害の自己認識 / 質的研究
研究実績の概要

本研究は、平成22年~25年度科学研究費補助金/基盤研究(C)/22530661「知的障害のある人による自己認識の形成過程に関する研究」の補助を受け、22人の知的障害のある人の語るライフストーリーと障害の自己認識との関連を分析した結果、障害の自己認識を左右する要因の仮説として、教育・福祉サービス利用決定過程のおける①本人の関与②周囲の人との話し合い③別理由の提示④知的障害のある人もない人もいる一般社会での生活を提示した。本研究はこの仮説を検証するためのものである。またいくつかの例から、障害を認識しているか否か以上に、どのような過程を経て障害を認識していったのかが、本人がサービスに満足し、充実した生活を送るために重要であると推察された。そのため本研究では過去のインタビュー対象者に再度インタビューを行い、いつどのように認識していったのか、認識の過程を尋ね、その結果を分析するものである。
平成26年度は、過去にインタビューを行った5施設でインタビューを実施する予定であったが、時間をとることができず2施設の実施に終わった。実施できた2施設では、合計24名の方に再度インタビューを行い、障害の認識過程について話を聞くことができた。現在、その結果を分析中で、平成27年度の学会で発表予定である。
新たに山形の施設に平成27年度夏に行うインタビュー調査の依頼をし、快諾を得た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本来は、5カ所で調査をする予定であったが、2カ所でしか実施できなかった。研究のための時間が不足したためである。

今後の研究の推進方策

今年度は、昨年度実施予定であった3カ所と新規1カ所で調査を実施する予定である。

次年度使用額が生じた理由

5カ所で調査する予定であったが2カ所でしか実施できなかったため調査旅費などが残った。

次年度使用額の使用計画

次年度の調査などに支出する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 知的障害のある人の障害の自己認識と親族の障害告知2014

    • 著者名/発表者名
      杉田穏子
    • 学会等名
      日本社会福祉学会
    • 発表場所
      早稲田大学(東京都新宿区)
    • 年月日
      2014-11-30

URL: 

公開日: 2016-05-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi