研究課題/領域番号 |
26380828
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研究機関 | 華頂短期大学 |
研究代表者 |
高岡 理恵 華頂短期大学, その他部局等, 准教授 (30442263)
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研究分担者 |
伊藤 優子 龍谷大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (00441204)
木村 あい 神戸女子大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (70412111)
吉島 紀江 平安女学院大学短期大学部, その他部局等, 講師 (30461990)
吉藤 郁 花園大学, 社会福祉学部, 講師 (80352798)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 医療的ケア / 介護福祉士 / 専門性 / 生活支援技術 |
研究実績の概要 |
介護福祉士養成校教員は、医療職の足らない部分を補う役割として介護職に医療的ケアを教授するのではなく、生活支援の一部として介護職が医療的ケアを行うことで利用者の生活が守られ、日常生活の欲求充足ができ、ひいては生きる意欲がひきだせるような教育を組み立てていくことが必要である。このことから、近畿圏介護老人福祉施設974施設に対し、福祉施設における医療的ケアの実態等基礎データの収集と分析を行うためにアンケート調査を行った。 その結果、医療的ケアが必要な人が入所している施設は231施設と86.8%であった。また、医療的ケアを行うにあたって整備しなければならない事柄について①伝達研修を行っていない13.6%、②定期的な確認をしていない31.8%、③医師の文書指示がない21.9%など、リスクマネジメントに不備を生じている施設があった。 施設における介護福祉士所有率と喀痰吸引を行う前に介護職として行っていることをt検定で分析したが差異はみられなかった。 喀痰吸引を行わなければならない人に対して、吸引を行う前に行っている生活支援技術にどういう傾向があるのかを主成分分析を行った。その結果、第1主成分はすべての変数との間に正の相関関係があるため「総合的な実践力」となり、第2主成分の負の変数「周辺介護技術」とすることができた。その結果、介護老人福祉施設で医療的ケアを行うためには周辺介護技術の知識が必要であることがわかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成26年度には、アンケートチーム、文献チームに分かれ、それぞれが会議をもちながら進め、全体会議に持ちより審議を重ねることができた。 介護老人福祉士施設における医療的ケアの実態についてもアンケートを行うことができ 分析までできている。平成27年度の日本介護福祉学会で報告するための資料の作成にかかっている。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度のアンケート結果では、施設における介護福祉士率高いほど、医療的ケアを行う前に介護職として行っている生活支援技術があると仮定していたが、差異がなかった。アンケートを記載された人物の職種特定がされていなかったためではないかと考え、平成27年度には平成26年度に行ったアンケート調査で「聞き取り調査可」とされた施設に出向き、①医療的ケアを行うにあたっての不安 ②医療的ケアを行う前に介護職としてしていることを介護福祉士に聞き取り、不安要素と介護職の専門性について明確にするつもりである。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究分担者の執行率が56.2%であったため
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次年度使用額の使用計画 |
研究分担者は今年度主担当として聞き取りのための調査を行う予定であるので そのために使用する
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