京都市が実施している独居高齢者への訪問調査によって得られたデータを、市の認可と4地域包括支援センターの協力を得て、地理情報システム(GIS)により、地図上に二次元情報として落としていくことができた。これにより、民生委員など多様な地域福祉アクターが、関連情報を可視化・客観化・構造化・共有化できる有効性が明らかとなった。 また、支援センターの訪問活動と情報処理が効率化でき、さらに地域福祉政策への活用に展望が開けた。課題として、人材育成、情報インフラ整備、データ・マネジメント手法、個人情報保護対応の必要性が明らかとなった。地域福祉課題の共有化に演劇が有効であることも明確化した。
|