研究課題
1)全校型モデルのワークブックの作成:平成25年度に韓国の研究者と行ったスクールカウンセラー(以下SC)実践に関わる調査の一部を29年度心理臨床学会で発表した。また、下記研究4)の成果も合わせて、スクールカウンセラーが全校型支援を行う際に必要な検討事項を、記入式で考察できるワークブック(ワーク部分)を作成し、冊子として印刷完成した。2)普及版心理教育教材の作成:27年度に英文誌に採択されたニーズ調査に用いるマルチ質問紙について、新版の翻訳を行い、高等学校4校での成果を投稿すると共に、29年度に国際学会にて発表し、さらに3校(うち1校は追跡)で質問紙を実施した。また、一連のマルチ質問紙に関連した知見を、海外の研究者と共著でまとめ、欧文書籍に投稿した。3)普及版学級風土アセスメント・ツールの作成:平成25年度実施の7000名データに基づく新尺度とフィードバックコンサルテーション方法についての投稿論文が教育心理学研究に掲載された。担任用ワークシートの更なる改善とともに、のべ約150学級で、それらの実践的な有用性をさらに検討した。成果の一部は平成30年度にも海外で発表予定。4)トレーニング・プログラムの構築:従来の日本のSC養成に関する教科書の分析も含めて、トレーニングに必要な要素を、米国スクールカウンセラー学会(ASCA)のモデルにならって位置づけ、より体系的にスクールカウンセリングを学べるプログラムの構成要素や提示順序などについて、より詳細な検討を行った。成果を研究1)のワークブックにまとめた。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 6件) 図書 (2件)
お茶の水女子大学心理臨床相談センター紀要
巻: 19 ページ: 35-47
子どもの心と学校臨床
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https://doi.org/10.5926/jjep.65.91