研究課題/領域番号 |
26380942
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研究機関 | 宮城学院女子大学 |
研究代表者 |
西浦 和樹 宮城学院女子大学, 学芸学部, 教授 (40331863)
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研究分担者 |
田山 淳 長崎大学, その他部局等, 准教授 (10468324)
池田 和浩 尚絅学院大学, 公私立大学の部局等, 講師 (40560587)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 創造性 / 認知的対処 / ストレス反応 / 脳内メカニズム / 心理的支援 / 楽観主義 / 覚醒水準 |
研究実績の概要 |
本研究では、創造的問題解決における心理メカニズムの解明を目的とし、今までにない新しい発想支援ツールを設計・開発し、その心理データの測定と脳内メカニズムの解明を目指した。平成26年度は、「ブレインストーミング法の検証実験」として、国際応用心理学会(ICAP2014、パリ)において、ブレインストーミング中の楽観尺度を用いたデータ分析と評価を行った。最も特筆すべき点は、心理データの重回帰分析によって、今までにないデータの傾向が明らかになった。主要な点は、以下の三点に集約された。(1)うつ状態が高い努力と低い覚醒水準によってもたらされること、(2)不安状態が低い覚醒状態と高い回避傾向によってもたらされること、(3)楽観主義は低い努力と高い回避傾向によってもたらされること。 「アイデア創出時の脳内メカニズムの検討」を行うために、脳波データ取得のための脳波計セッティング(脳波キャップの電極番号の確認、PolymateからAPmonitorへのリファレンス電極の確認、VitalTracerへの収録データ保存とATAMAPへのデータ転送の確認、マッピングデータの確認など)を中心に実験環境を整えた。 また、「臨床応用研究(教育実践と心理的支援体制の構築)」を行う事前準備として、日本心理学会の公募シンポジウムにおいて、被災地の心のケアの現状と課題について報告し、各方面での議論を集約した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
発想支援ツールの生理指標の取得ができる実験環境の整備が順調に進んでいる。また、教育現場における実用性の確認と集団精神療法の技法確立と心理的支援体制の構築に向けた準備を整えることができた。
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今後の研究の推進方策 |
平成27年度の研究計画として予定している試作品での心理・生理データの分析と評価を行う。可能であれば、新しい心理測定尺度を用いた予備データの収集を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初予定していた実験環境の整備のための費用を一部次年度に持ち越すこととした。理由は、PCと分析用ソフトウェアの新規導入を次年度以降に遅らせることが適当と判断したため。
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次年度使用額の使用計画 |
今年度、繰り越した必要経費分でのPCと分析用ソフトウェアの新規導入を計画している。
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