研究課題
基盤研究(C)
望ましくない出来事や状況などについて他者に文章で伝えることを「筆記開示」というが、筆記開示が筆記開示後の気分にどのような影響を及ぼすかについて実験により検討した。本研究で明らかにされた主な知見は、誰かがそれを読むという前提で書いた場合はそうでない場合と比較して筆記開示の効果が大きいということと、3週間筆記開示を行った直後には気分やレジリエンス(回復力)のレベルが下がるということであった。今後は、筆記開示の長期的な効果についても検討する必要があると考えられる。
心理学