障害児者とその保護者の支援に従事する者がメンタルヘルスを支えるスキルと知識を学習することを目的としたプログラムの開発を行った。 プログラムは、約5時間の集団形式で行われ、相互に体験を共有しながら、アクセプタンス&コミットメント・セラピーの知識とスキルを学んだ。ウェイティングリストデザインを用いた研究を実施した。参加者のデータを、共分散分析を用いて分析した結果、ACTに関する知識とスキルで実験群に有意な得点の変化が見られた。抑うつ得点も実験群で有意に減少していることが示された。これらの結果から、本プログラムがACTの知識とスキルの習得、及び参加者のメンタルヘルスの向上に貢献することが示された。
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