研究課題
基盤研究(C)
アザなどの障害のある顔を特異な顔としてとらえ、障害によって顔によるパーソナリティ印象が低下するか、笑顔を表出することで印象が向上するかを評定法によって体系的に検討した。その結果、障害があることでの印象の低下は比較的わずかであることと、笑顔を表出することで印象が向上することが示された。さらに部分的にではあるが、笑顔においては顔の障害が目立ちにくい傾向があることが示された。笑顔の知覚は障害の知覚に先行していることが示唆された。顔の表情の知覚と特異性の知覚との間に相互作用が存在することが示された。
認知心理学