研究課題/領域番号 |
26380997
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
八木 昭宏 関西学院大学, 応用心理科学研究センター, 客員研究員 (50166477)
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研究分担者 |
浮田 潤 関西学院大学, 文学部, 教授 (30299044)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 脳波計測システムの開発 / 多人数データの同時計測 |
研究実績の概要 |
平成28年度は、画像や動画などの視覚刺激と音響や音楽などの聴覚刺激を、同時に多人数の被験者に提示し、全員からの脳波の解析用プログラムがほぼ完成した。また多人数の被験者に同時に聴覚刺激を提示するシステムを構築した。聴覚刺激を提示する方法としては、a.被験者各自にイヤホンを提示する方法と、b.全方向スピーカーで提示する方法があるが、二つの方法を比較し、今回は被験者を円形に座らせて一台の全方向スピーカーより提示する方法を用いることにした。 平成28年5月に第34回日本生理心理学会大会、および平成28年7月に第31回国際心理学会に参加し、海外からの参加者と討議を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成27年末に研究代表者が病気になり平成28年の初めに手術のために入院した。食事制限等のため体力が低下したが、リハビリを続け、現在はほぼ正常な生活が可能となった。その後に実験準備を進めたが、実験できない期間があったことにより研究が遅れている。同時提供する音響刺激は収集中である。 視覚刺激を提示するシステムはコンピュータ不具合により研究遂行が遅れているが、平成29年度中の完成を目指す。
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今後の研究の推進方策 |
平成29年度は視覚刺激と聴覚刺激を作成し、予備テストを行う。多人数の被験者を同時に集めるため、夏休みを目処に実験を実施する。 研究成果は学会で発表し、論文にまとめる。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究代表者の病気により実験を行うことが出来なかった。そのため、人件費・謝金に未使用額は発生した。
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次年度使用額の使用計画 |
平成29年度夏頃に多人数の被験者に対する実験を行うため、未使用額は人件費・謝金に充てる。
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