研究課題
基盤研究(C)
本研究は、第二次大戦前日本の小学校・国民学校教員(初等教員)検定制度の府県比較研究であり、わが国の初等教員養成史研究の一環をなすものである。本研究では師範学校史と合わせて明らかにされなければならない初等教員検定制度の通史的事例の府県比較を行った。研究対象は東京、大阪、栃木、群馬、岡山、山口の各府県である。検討の結果、1)いずれの府県でも教員不足が一定期間発生し、教員検定制度が活用されていたこと、2)各府県は教員供給との関係により試験検定実施回数を改めていたこと、などが明らかになった。
教育学、日本教員養成史