欧米の大学では、学生の研究活動という観点から、大学のカリキュラムや授業を捉え直し、学士課程教育における学生の研究体験(Undergraduate Research)を促進する方策がとられている。本研究では、欧米の大学で実施される研究志向型カリキュラムを踏まえて、日本の大学において有効な研究志向型カリキュラムの理念と方策を明らかにすることを目指した。本研究では、研究を体験させるさまざまな方法として、学習プロセス重視か研究成果重視か、学生主導か教員主導か、全員対象か希望者のみか、個人活動かグループ活動かなどの論点と具体的な方法をまとめた。
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