多様な価値観を前提にした原子力・放射線教育の開発をめざして、16回の研究会を開催した。報告は、福島と全国の小中高校の教育実践の検討を行った。放射線と原発の影響に関する研究と原発被害者への支援に取り組む人の報告も検討した。ベラルーシの幼稚園・小中学校と保養施設を訪ね、チェルノブイリ事故に対する教育と保養の仕組みについて調査を行った。 これらの調査と検討を通じて、原発や放射線に関する見方が多様な中でも、事実を確かめることが重要なこと、さらに見方の異なる内容については、それぞれの裏付けとなる事実を確かめあうことの重要さを確認した。これらに関する知見を報告集にまとめ発行した。
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