研究成果の概要 |
本研究は, 教育文化施設が援助者として関わりながら, 地域資源の掘り起こしを通じて学習文化活動が行なわれるプロセスに注目する。そして, 歴史調査とフィールド調査を通じて, 地域資源の掘り起こしと学習文化活動の関係について探ることを目的とする。 (1)常民大学を中心的事例にした学習文化活動の歴史研究, (2)学習文化活動を援助する教育文化施設の実態調査を行った。 その結果、歴史や生活習慣, 伝統文化等, 地域に身近な資源を活用した市民が学習文化活動を行なってきた歴史、そして活動の拠点として公共ホールや博物館といった文化施設が重要な役割を果たしてきたことを明らかにした。
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