本研究は,人間の本能ともいえる「衝動」活動に着目し,幼児教育の表現教育活動のプログラムの開発と実践および検証を目的として行われたものである。 具体的には,フランス,アメリカおよび日本における幼児の表現活動,特に,障がい児と健常児の相互理解を促すための実践活動を事例に,最初期の集団生活における自己表現能力と他者理解並びにコミュニケーション能力を培うことを目標として,幼児教育における造形表現と音楽療法との相互交流による表現活動プログラムの開発と実践,並びにその検証を展開した。 本研究は,日・米におけるワークショップや日・仏における国際シンポジウムやフォーラムにおいて,高い評価を得た。
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