研究課題
基盤研究(C)
本研究は、文章表現科目の改善に資する理論的枠組やツールの提供を主目的としている。研究成果としては、文章表現科目の質を向上させるために押さえる6つのポイントを明らかにした上で、新たな知見として3点を提示できた。第1に、読み手に対して説得や共感を求める「対人課題型」テーマと、自己の経験を振り返る「対自己課題型」テーマ、様々な情報から課題を発見し、解決策を構想・表現するタイプの「対課題型」テーマを融合するテーマ設定が重要であるということである。第2に、アクティブラーニングの導入によって生じる課題とその解決方法に関する視点を提示した。第3に、学力の3要素を育成するALと授業設計の類型化を行った。
初年次教育