研究課題
基盤研究(C)
本研究では、高等学校の生徒と保護者を対象として、就学にかかる負担について、経済面だけでなく心理面にも注目した。そして、現時点での状況に至るまでの学校設置の構成と入試方式の中長期的動向を検証した。その結果、都道府県単位ではなく市町村単位での学校設置や入試方式の変化が、授業料負担や通学負担への生徒や保護者の見解に影響を与えている可能性を指摘した。広域化する高校通学区の現状では、私立学校無償化への是非や高校生活での寮や下宿への支援を市町村単位で検討することが必要になる。
教育行政学