研究課題
基盤研究(C)
本研究は、特定の教育実践が教師による受容や葛藤を経て継承・普及していくプロセスにおいて、いかなる契機によってそれが変容するのかについて検討した。その結果、(1)文字や語りに明示化された教育理念に対する教師の納得性の有無が受容・継承可能性を規定すること、(2)受容・継承された理念と実践プログラムが、教師の直面する状況のもとで改めて読み込まれ、(3)その文脈に埋め込まれた実践への(再)組織化を通じて変容が生起する可能性があること、の3点を明らかにした。
教育社会学