研究課題/領域番号 |
26381143
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研究機関 | 東京基督教大学 |
研究代表者 |
岡村 直樹 東京基督教大学, 神学部, 教授 (00439267)
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研究分担者 |
伊藤 悟 青山学院大学, 教育人間科学部, 教授 (10269201)
シェロ マイク 青山学院大学, 国際政治経済学部, 准教授 (30507421)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 東日本大震災 / ボランティア活動 / 震災ボランティア / ボランティア教育 / 学生ボランティア / 建学の精神 / サービス・ラーニング / グラウンデッド・セオリー |
研究実績の概要 |
平成26年度には、研究計画に従い、関東圏のすべての私立短期大学、および私立四年制大学、計303校に対し、各大学の東日本大震災における学生ボランティア活動に関する2度の郵送アンケートを実施した。一次アンケート調査では、学長室宛に、震災ボランティア活動の有無や大学としての取り組み方、またボランティア活動を取りまとめる部署や代表者氏名について聞いた。194校からの返事を受け取り、有効回答率は62.7パーセントとなった。結果は、大学としては把握していない:13校、学生個人・学生サークルが活動の主体であった:101校、学生サークルを大学が後援した:13校、大学が主体となって行った:63校、その他4校、であった。郵送アンケートの回収率が高かったことに加え、関東圏の私立大学(有効回答中)の9割以上が、なんらかの震災ボランティア活動に関与したということが判明し、とても意義深いアンケートとなった。 第二次調査では、第一次調査で、大学が主体となって震災ボランティア活動に関わったと回答した大学の、活動を取りまとめた責任者に対して詳細な郵送アンケート調査を実施した。大学と短大の責任者が同一法人内で重複する場合は、まとめの回答を依頼した。第二次アンケートを送付した57校中、37校から返事を受け取った。有効回答率は61.4パーセントであった。第二次調査では、大学として学生震災ボランティアを派遣した地域、人数、時期、回数といった基本情報に加え、活動連携団体の有無や関係性、活動費用の捻出方法、ボランティア活動後の振り返りの機会や報告会、ボランティア活動について学ぶ機会の有無、さらには各大学の建学の精神とボランティア活動の関連性に関する貴重なデータを得ることができた。27年度以降は、これらのデータを生かしつつ、ボランティア活動担当の教職員や、活動に参加した学生、卒業生のインタビュー調査を実施する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
郵送アンケート調査の回収率を上げる方法を考慮しつつ、アンケートを2度に分けて実施した。その結果、この種の郵送アンケートとしては非常に高い60%以上の解答率を確保することができ、これまで収集されることの無かった、現場からの貴重なデータを収集することができた。今後のインタビュー調査に関しては、対象校の絞り込みが終了し、実施に向けた最終準備段階に入っている。
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今後の研究の推進方策 |
27年度、28年度中に、インタビュー調査を実施し、さらには学会活動や文献調査を継続し、さらなるデータ収集に努める。28年度後半は、研究結果をまとめつつ、その発表を行う予定である。
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