研究課題/領域番号 |
26381157
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
堀江 未来 立命館大学, 国際教育推進機構, 准教授 (70377761)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 東アジア / 国際教育 / 多文化間共修 / 国際研究者交流 / 国際人材 |
研究実績の概要 |
平成28年度における研究実績は、主に以下の通りである。 1.昨年度に引き続き、日本の高等教育国際化政策および国際教育を通じた学びと成長のプロセスについて発表しロシア及びマレーシアにおいて、各国における国際化政策との比較の視点から様々なフィードバックを得ることができた。 2.国際教育プログラムの一つの形態としての「多文化間共修」について、日本の国際教育実践をベースに理論的枠組みをまとめ、出版した。 3.日中韓キャンパス・アジアのプログラムで学んだ学生の学習成果やそのプロセスの特徴について、事例を引き続き分析している。その結果について、東洋大学花田真吾氏との共同執筆として論文を作成しており、来年度国外の学会誌に投稿する予定である。 4.上記キャンパスアジア・プログラムのようなプログラムに、日本・韓国・台湾で行う短期プログラムについて、同様のデータを収集し、分析を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
予定していた調査データの収集について、協力機関との調整に予定よりも時間を必要としたため。それぞれ協力機関においてより多くの学生から合理的な回答を得るための工夫を検討している。また、研究計画ではIDIを実施する予定であったが、その内容や理論的枠組みを精査するうちに、必ずしも今回の研究目的と合致しないと判断したため、調査の形式を再検討したことも、遅延の理由である。
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今後の研究の推進方策 |
日本・台湾・韓国の学生に対し、協力機関においてアンケート調査及び聞き取り調査を行い、これまでに収集したデータを補完するものとする。論文としてまとめ、投稿する。
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次年度使用額が生じた理由 |
韓国・台湾・中国の協力機関における調査を進めるにあたって、予定よりも調整に時間を要したため。また、質問の設定や分析の枠組みについても変更したため、調査の一部が年度内に行えなかった。そのため、論文投稿のために必要となる経費も未使用となっている。
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次年度使用額の使用計画 |
引き続き、当該地域においてデータ収集を行うとともに、海外の学術雑誌に投稿するために経費を使用する予定である。
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