本研究は、東アジア地域(日本、中国、韓国、台湾)の大学における国際教育展開を対象とし、大学の国際化において、真に学生の学びと成長に寄与する教育実践のあり方を考える上での知見を得ることを目指した。具体的には(1)政策動向・社会的文脈及び国際教育に関わる大学生の意識の比較分析(2)日中韓キャンパスアジア・プログラムにおける3カ国の学生の共修環境における学びの姿の探究(3)文化的背景の異なる学生同士の学びあい(多文化間共修)を促進するための理論的枠組みの検証と方法論の提案(4)英語を教授言語とする教育実践(EMI: English Medium Instruction)における課題分析を行った。
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