アート空間とは、主に弘前大学教育学部附属小学校に整備された中庭(パティオ)を指す。そこで行われた小学生の造形遊びを通して、材料から考案し、児童の空間把握の実態を検証した。また造形活動の場所を学校外に設け、展覧会やワークショップを行う。本研究は、児童の活動を通して、材料や場所から空間作りが始まり、身体の成長とともに、全体の造形的空間(アート空間)を考えられるようになることを実証。材料と場所、空間が一体となって、造形活動とともに空間認識(知)力が育まれる点に重要な意味が見出された。アート空間は、子ども達が造形活動できる場として、学校の中にもまた地域社会の中にも、環境として必要であることを提言した。
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