研究成果の概要 |
若手小学校教員は,1年次は,教師用指導書の不備や示範授業の機会欠如など,初任者研修で十分研修の機会が得られないにも関わらず,2年次,3年次と他教科の授業を充実させる中で,実技教科における発話の質を向上させていた。特に子供の活動を見て行う「活動賞賛」,「活動奨励」,「活動承認」,「活動不安受容」の4カテゴリーに分類できる「同意」の発話が増加し,中でも,「活動不安受容」は,子供の実態に合わせた「発話」が可能になると増加している。したがって,「教員養成教育の段階」で,発話の大切さをきちんと身につけていくことができれば、現場に出て早い段階で子供ときちんと関わる指導ができるようになるのではないか。
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