Performance Assessment(以下、PAとする)は、何らかの課題や活動を実際に遂行することにより評価するものである。リアリティのある場面で知識・技能を用いながら行われる実演やその成果物を通して評価することを重視するPAの開発には、評価課題(パフォーマンス課題)の開発とRubric(評価基準)の開発が必要となる。 平成28年度は、アメリカ合衆国のVALUE(Valid Assessment of Learning in Undergraduate Education )プロジェクトの評価項目を参考にしたルーブリックを作成し、教員養成型PBLにおける事例シナリオ実践で試行した。その結果は、査読論文としてまとめた。 また、米国ボストンのSouth Shore Mental Health Step One Early Intervention Programにおける早期教育サービスシステム、多分野のチームワーク、早期療育と早期教育との関連などの視察を行った。その際に、対象児のPAだけではなく、実践者のPAに関するヒアリングを行った。他にも、北京市内の病院での研修会や国際音楽教育学会のプレカンファレンスで、研究者・実践者との意見交流を行った。
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