本研究では、小中高を通した論理教育カリキュラムと実践プランの策定のために、2回にわたり小中高の学習者に大規模な調査を行った。その結果、説明文を読むためには、世界認識、筆者認識、自己(=読者)認識、一般的読者認識、言語認識、感情(情動)などが明瞭に区分され、必要なときに呼び出されるように、有機的に関連付けされてネットワーク化されていなければならないこと、しかし、学習者の現状はそうなっておらず、また、筆者認識と自己認識とを交差させることが弱いことがわかった。そのため、各認識を交差させるカリキュラムと実践プランを策定することが必須であることがわかった。
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