「〔共通事項〕の標準的指導法」によって、以下の結果が期待される。1)「イメージの視覚化プロセス」を明らかにしたことによって、〔共通事項〕の位置づけが確定され、美術教育の教科構造が再構築された。2)標準的指導法は基礎造形教育法を基盤としているため、指導者と学習者の資質に左右されない授業が可能になり、教育の均質化が期待される。3)標準的指導法によって、〔共通事項〕の指導が円滑になり、〔共通事項〕を基盤とする〔A 表現〕および〔B 鑑賞〕の指導に波及し、教育の質の向上が期待できる。4)美術教育の振興によって、文化的に豊かな社会の形成と、日本のものづくり産業を支える、有為な人材の育成が期待される。
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