研究課題
基盤研究(C)
日本の音楽教育ではoutsideから音楽を学ぶ方法が長らく取られて音楽以外のイメージや情景等が強調され,音楽そのものへのアプローチがおろそかになってきた。本研究はそれに対してInsideからのアプローチの意味を問うものである。日本音楽教育学会大会におけるシンポジウムではクラシック,日本伝統音楽,現代音楽の専門家を招聘して議論し,それぞれの分野におけるInsideとoutsideの関係を問い,結果的にはoutsideとはinsideへの回り道にすぎないとの結論に達した。また坪能は第3の道,Common-sideという考え方を,音楽理解や音楽づくりのための今後の教材化への指針として提唱した。
音楽教育学