研究課題/領域番号 |
26381245
|
研究機関 | 呉工業高等専門学校 |
研究代表者 |
川崎 由花 呉工業高等専門学校, 人文社会系分野, 准教授 (90615832)
|
研究分担者 |
寺澤 孝文 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90272145)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | 英語の4技能 / 語彙力 |
研究実績の概要 |
本研究は,英語の4技能における語彙レベルを測定し,技能間,及び,各技能と会話能力との相関関係を検証することを目的とする。当該年度は,実験を行うための準備として,次のことを行った。 1.実験材料作成準備:実験で使用する語彙をリストアップした。本実験は高校生を対象とするため,中学レベルの既習語彙のみを使用した場合,実験結果が最大値方向に偏ってしまい,独立変数の効果が検出できない危険性がある。これを回避するため,Kawasaki & Terasawa (2009)で使用されている,英語検定1級レベル,かつ,『研究社新英和中辞典』の基本語(星印付き,約7000語)に含まれていない語彙を未習語としてリストアップした。これにより,実験材料作成の準備ができた。また,テキストファイル音読プログラムの『Balabolca』を試動させ,テストを行った。さらに,語彙サイズテスト(望月,2003)を用いて,語彙レベルを測定するための尺度作成の準備を行った。 2.実験設備準備:実験に必要な設備備品として,パソコン,プリンターを購入した。他に,データ読み取り機,データ読み取りソフト他が必要であるが,当該年度には使用しないため,翌年度の購入とした。 3.資料,情報収集:国内外の学会に参加し,情報収集を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
実験材料作成が若干の遅れている。語彙を選択しリストの作成まで行ったが,当初計画していた実験材料,および,語彙レベル尺度の作成には至らなかった。短期計画を詳細に立てなかったことが遅れを生じさせた原因であると考える。
|
今後の研究の推進方策 |
実験材料作成・語彙レベル尺度作成の遅れを取り戻し,今年度は実験を実施,データ収集を終了させたい。データ読み取り機,および,データ読み取りソフトを購入し,データの分析まで実施する予定である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
当該年度に使用しない機器,ソフトは,実際に使用する次年度に購入することとしたため。
|
次年度使用額の使用計画 |
平成27年度に,データ読み取り機,データ読み取りソフト,他を購入予定。
|