| 研究課題/領域番号 |
26381263
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| 研究機関 | 三重大学 |
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研究代表者 |
佐藤 年明 三重大学, 教育学部, 教授 (80162452)
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| 研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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| キーワード | ニュージーランド / スウェーデン / 日本 / 初等教育における性教育 / 中等教育における性教育 / 国際情報交換（スウェーデン、ニュージーランド） / 性教育と親の同意 |
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| 研究実績の概要 |
「平成２７年度の研究実施計画」の到達目標は、「第１年度におけるスウェーデンを中心とした研究対象国への交渉・準備活動を踏まえて、第２年度には訪問を実施する」ことであった。
スウェーデンにおける性教育調査研究については従来から研究交流を続けてきたスウェーデン性教育協会研究員のHans Olsson氏とコンタクトを取ってスウェーデン国内で精力的に性教育実践に取り組んでいる学校教師を複数紹介していただき、学校訪問・授業実践参観を依頼するメールを出したが返信を得られず、Olsson氏に再度仲介を依頼したが連絡が中途で途絶えたままで、現在もまでスウェーデンにおける調査研究を実施できる目処が立っていない。Olsson氏を通じて研究調査実現を引き続き打診し、平成２８年度中に参観できる学校を確定したい。
ニュージーランドについては、平成２７年度における本科研費を使用してのAucklandへの出張において、Oratia District School(小学校)、Remuera Intermediate(小学校後の２年制学校)、Pakuranga College(高等学校)訪問の際に、各校の校長・副校長に対して今後sexuality educationの授業が各校で行なわれる際に見学させてほしい旨の依頼を行なった。Remuera IntermediateのTom Beckett副校長からは本年９月の三重大学研修団の同校訪問の際に７学年のsexuality education授業を参観できる旨の返答をいただいている。Pakuranga Collegeについても今後交渉する。Oratia Districtでもヒトの誕生や思春期に関する学習は行なっており、今後さらに授業参観の交渉を行なう。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
スウェーデンについては、過去２回（平成13－16年度、平成19－21年度）の科研費研究の実績があり、ニュージーランドについても本科研採択に先立つ平成23(2011)年度以来現地の性教育研究者との交流を行なってきている。
ただ、本研究の主たる方法が現地に一定期間滞在しながら学校を訪問し授業を参観・分析することであるため、科研費による公費出張が可能であることが確定してからでないと本格的な研究調査の折衝は行なえなかった。
スウェーデンについては本科研費研究ではまだ実践者と接触する段階まで到っていないが、ニュージーランドについては実践者または学校管理者との交渉の段階に入っている。しかし、参観受け入れを約束してくれていた教師が退職するなど、予想できない頓挫もあった。
基本的には学校訪問のオファーが受け入れられれば１年のどの時期にでも海外主張を組む用意があるが、本務との関係で予め避けなければならない時期もあり、調査計画を組みにくい状況はある。
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| 今後の研究の推進方策 |
スウェーデンについては過去２回の科研費研究の実績があるもののその後８年間の研究交流のブランクがあり、それを回復し切れていない現状なので、現地調査の対象としては副次的な位置づけに修正し、ニュージーランドを中心的な研究調査の対象とする。
平成２８年度は９月３日～１７日の渡航が確定しているが、渡航以前にメールによる交渉を精力的に行ない、同滞在期間中のsexuality educationの授業参観実現を図ると共に、これ以外の時期に改めて渡航することを含めて学校訪問・授業参観を複数回実施できるよう努力したい。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
海外出張（スウェーデン）を実施したかったが、現地との折衝が不調で実現できなかったため。
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| 次年度使用額の使用計画 |
主要研究対象をスウェーデンからニュージーランドに変更し、複数回の海外出張による研究調査を実行する。
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