教室での性の学習において学習者のprivacyに触れる事柄を学ぶためのコミュニケーションのルールは確立できるのか、人間関係のモラルの面からどう評価・判断したらよいのか。 この課題について授業観察・分析と実践者との対話によって探求しようとしたが、スウェーデンでは不調に終わった。ニュージーランドでは、Pakuranga College(高校)で10学年の性教育の授業を参観することができたがそれが唯一の観察機会であった。 そこで日本の性教育実践記録の分析を基礎にして、教室における性に関するコミュニケーションの中でももっとも難しいと思われる「快楽追求」について検討し、成果をまとめた。
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