• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2015 年度 実施状況報告書

消費者市民社会における倫理的消費者-消費文化をキー概念にした教材の開発と評価-

研究課題

研究課題/領域番号 26381267
研究機関大阪教育大学

研究代表者

鈴木 真由子  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (60241197)

研究分担者 奥谷 めぐみ  福岡教育大学, 教育学部, 講師 (20636162)
大本 久美子  大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (30548748)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード消費者市民社会 / 倫理的消費者 / 消費文化 / 教材開発 / 評価
研究実績の概要

平成27年度は、平成26年度に続けて国内外の研究者にヒアリング調査を実施した。海外の調査対象者である、韓国の研究者2名、ノルウェーの研究者1名、フィンランドの研究者1名については、全員でヒアリングに臨んだ。韓国の金氏および李氏からは「倫理的消費」に関する文献の提供も受けた。この資料は、大学の授業におけるテキストとして編纂されたものであり、現在、一部翻訳作業を終えている。また、国内の調査対象者である花城・道田氏(琉球大学)は全員で、西村氏(横浜国立大学)、島田氏(弁護士)については分担者の大本・奧谷がヒアリングを実施した。これらのヒアリングの結果に基づいて、倫理的消費者(エシカル・コンシューマー)に関する定義や概念の整理を進めている。
韓国調査においては、消費文化に関する大学の授業にも全員で参加し、レクチャーおよび受講生を対象にした調査・ヒアリングを実施した。作成した消費文化に関する教材(日本語版および英語版)の評価についても、同時に依頼した。この結果は、次年度報告する予定である。
また、8月に開催されたアジア国際家政学会議(ARAHE:香港)に全員で出席し、これまでの研究成果に関するポスターセッションに参加した。そこに出席していた各国関係者と交流することで、課題を共有するとともに研究内容について議論することができた。加えて、作成した教材について意見交換する中で、改訂に向けての示唆が得られた。
これらの成果をもとにして、新たに動画教材を作成し、教育現場において実践した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究分担者と情報を共有しながら研究を進めることができている。予定していた国内外の研究者に対するヒアリング調査が終了し、成果を整理する段階に入った。研究成果は国内外の学会において適宜報告するとともに、参加者との交流を通して意見交換ができている。
以上の理由により、概ね順調に進展していると評価した。

今後の研究の推進方策

次年度も継続的に当初の研究計画に沿って、進展させる予定である。平成28年度は、8月に韓国で開催される国際家政学会(IFHE)に全員で参加し、ポスター及び口頭発表に臨む。

次年度使用額が生じた理由

購入予定の物品経費を低額に抑えられたため。

次年度使用額の使用計画

教材評価に要する経費として活用する計画である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 日韓における小中高校生の消費文化接触状況および金銭・倫理意識との関連性2016

    • 著者名/発表者名
      奥谷めぐみ・鈴木真由子・大本久美子・吉井美奈子
    • 雑誌名

      福岡教育大学紀要

      巻: 第65号 5冊 ページ: 129-140

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 附属小倉中学校における大学教員の授業実践-デジタルコンテンツの仕組みを理解し活用する-2016

    • 著者名/発表者名
      奥谷めぐみ
    • 雑誌名

      大学教員による附属学校・園との授業実践の研究

      巻: 平成27年版 ページ: 52-59

  • [学会発表] HOME ECONOMICS TEXTBOOKS FOR AN INFORMATION SOCIETY2015

    • 著者名/発表者名
      Megumi Okutani, Mayuko Suzuki, Kumiko Ohmoto
    • 学会等名
      ARAHE2015 The18th Bennial International Congress
    • 発表場所
      The Hong Kong Institute of Education
    • 年月日
      2015-08-03 – 2015-08-07
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2017-01-06  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi