研究課題/領域番号 |
26381283
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
藤森 千尋 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (10707657)
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研究分担者 |
種田 佳紀 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (40610324)
伊澤 宜仁 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (70760601)
渡辺 修一 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60138120)
永島 雅文 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (40241319)
新津 守 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (50251062)
ゴッドフリー チャド 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (70593557)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | カリキュラム開発 / ESP / 医学英語 / 連携と統合 |
研究実績の概要 |
本研究課題である「医学部におけるリベラルアーツとしての言語教育カリキュラム研究:自律的学習者の育成」]に関して、カリキュラム開発と実践を行い、実践結果を分析・検討し、その成果について国内外の学会(アメリカ応用言語学会、日本医学教育学会、日本教育心理学会など)に研究成果を発信するとともに、研究者らと情報交換をおこなった。研究についての大まかな内容は、マクロな視点からは医学部の言語教育(特に英語教育)カリキュラムに関して、学年内における各ユニット(サブユニット)の横の連携と統合、また学年をまたいだユニット(サブユニット)の縦の連携と統合を開発・整備を行ったことである。特徴的なこととしては、英語教育に関する各ユニット(サブユニット)と医学専門科目(基礎科学、基礎医学、臨床医学)の知識内容を統合させ、各専門教員と連携するプログラムに参画し、開発、実践してカリキュラム整備を行った点である。また、ミクロな視点としては各開発プログラムの具体的な成果について分析し検討した点である。開発プログアムの具体例としては、アカデミック・ライティングと医学英語基礎読解プログラムがあり、前者は日本人教員と外国人講師とのティームティーチングプログラムで、後者は英語教員と医学専門教員との協同授業プログラムである。これら開発プログラムのフレームワークはここ数年で整ってきているため、より改善して、データ収集と分析を進め、次年度に繋げる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
カリキュラムの統合化をどのように進めるかは、どの医学部においても取り組まなければならない喫緊の課題である。研究課題である言語教育カリキュラムについてカリキュラム改革に参画する機会が得られたため、文献研究だけではなく、実際にカリキュラム開発やカリキュラム整備に携わり、その実践のデータ収集や分析を行うことができたため。
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今後の研究の推進方策 |
現在のところ、データ収集と分析、国内外の学会発表を行ってきた。今後はこれまでの4年間分の個別データをまとめ、論文化していく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2016年度に予定した共同研究者(研究分担者及び研究協力者)との国際学会発表が2017年度の実施となったために繰り越した。
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次年度使用額の使用計画 |
主には国際学会(BC TEAL)に参加・共同研究発表するための旅費のとして充当する。
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