28年度はインドで調査を行い、DarjeelingのChauk Bazaarで小規模小売店調査と茶農園の女性労働者の状況調査、KolkataのMother HouseでのMother Teresaの活動調査と線路沿いのスラムの状況調査、KolkataのPauline Book and Media CentreおよびDelhiのManohar Publishers and Distributorsで開発教育関連の書籍の収集等を行った。 期間を通じては、26年度夏に北欧とイギリスで調査を行い、Copenhagen University、Stockholm University、大英図書館で多数の開発教育関連の資料を収集、購入した。冬にカナダで調査を行い、Somba KayのThe Legislative AssemblyやNorthern Heritage Centre、British Columbia州教育省にて開発教育関連の資料を収集。 27年度は、オーストラリアで調査を行った。SydneyでNGOのWorld VisionでGlobal Education担当者に、オーストラリアにおける開発教育、多文化教育の実情を取材。同所が発行する開発教育、多文化教育関連の教材を購入した。Adelaideで、Scotch College(中等学校)を訪問し、地理教師に、地理教育や開発教育の授業についてインタビュー。いわゆる反転授業を行っており、授業ではスマホをクリッカーとして利用したり、WEB-GISを用いた授業展開をおこなうなど、ICT技術を駆使した授業となっていた。 オーストラリアではベテランの開発教育、多文化教育の実務担当者2名に直接インタビューでき、またインドでは茶園労働者にインタビューできたことと、全調査を通じて開発教育に関する膨大な資料を収集できたので大きな成果があった
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