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2014 年度 実施状況報告書

発達障害のある子どもの二次障害(不登校等)予防及び支援体制に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 26381322
研究機関和歌山大学

研究代表者

武田 鉄郎  和歌山大学, 教育学部, 教授 (50280574)

研究分担者 小野 次朗  和歌山大学, 教育学部, 教授 (20214182)
西牧 謙吾  国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), その他部局等, 診療部長 (50371711)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード発達障害 / 二次障害 / TRF / 修正版グランデット・セオリー・アプローチ
研究実績の概要

特別支援学校における発達障害と不登校等の二次障害の実態調査の実施と集計を行った。また、T.M. Achenbachらが開発し,国際的に通用している子ども用の情緒や行動の包括的な質問紙[親用のCBCL(=Child Behavior Checklist),教師用のTRF(=Teacher's Report Form)と本人用のYSR(=Youth Self Report)]を使用し、特にTRによる評価を活用した事例研究を開始した。加えて、1名の子どもに対して腕時計型小型高感度加速度センサー(米国A.M.I社製マイクロミニ型アクティグラフ)を活用し行動記録をとってきた。同時進行として、発達障害のある子どもの保護者の相談会(武田鉄郎主催ほっとルーム)での相談内容を修正版グランデット・セオリー・アプローチで分析している。特に保護者が発達障害のある子どもが生まれてから障害の告知を受け、それを受け入れていく過程をインタビューしたり、きょうだいの心理的変容や本人の心理的変容についてインタビューを終えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

特別支援学校における調査の集計、事例研究の実施、保護者や本人、及びきょうだいへのインタビューは終了している。また、海外調査の準備として、ホームページからの情報入手を行った。1名の子どもに対して腕時計型小型高感度加速度センサーを装着しデータを取り、行動観察と照らして分析を行っている。おおむね順調に伸展していると言える。

今後の研究の推進方策

調査結果の分析及び考察、TRF等を活用した事例研究の実施と考察、ホームページを活用した情報提供を行うためのホームページの作成、海外調査の実施を予定している。

次年度使用額が生じた理由

研究分担者の西牧謙吾博士が国立特別支援教育総合研究所から現在の国立障害者リハビリテーションセンター(研究所)診療部長として異動した。そのため当初予定していた和歌山大学等で実施された分担者・協力者会議に出席できなく旅費を使わなかったこと、また大阪で行われた学会出席ができなく、その学会における情報収集ができなかった。しかし、分担者・協力者会議にはTV会議システムを介して参加できた。ただし、公衆衛生からの視点で地域支援ネットワークの構築の実際について秩父学園と地域校との連携モデル試案を提供している。

次年度使用額の使用計画

今年度は、会議や学会参加のための旅費等に昨年度分と今年度分を合わせて使用する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 叱らないが、譲らない「提案・交渉型アプローチ」の効用2014

    • 著者名/発表者名
      武田鉄郎
    • 雑誌名

      実践障害児教育

      巻: 5 ページ: 10-13

  • [雑誌論文] 障害のある子どもへの差別や偏見への対応2014

    • 著者名/発表者名
      武田鉄郎
    • 雑誌名

      教育と医学

      巻: 736 ページ: 42-50

  • [学会発表] 知的障害特別支援学校高等部に在籍する軽度知的障害や発達障害のある生徒の二次障害に関する研究2014

    • 著者名/発表者名
      小畑伸五・武田鉄郎
    • 学会等名
      日本特殊教育学会
    • 発表場所
      高知大学
    • 年月日
      2014-09-20 – 2014-09-22

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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